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B・A・R007は、B・A・Rが2005年のF1世界選手権参戦用に開発したフォーミュラ1カー。2005年の開幕戦から、最終戦まで実戦投入された。開発責任者はジェフ・ウィリス。 その後2005年から2006年のオフにかけて、2006年用V8エンジンとギヤボックステスト用マシンとしてB・A・R 078が製作され、ホンダ・RA106が完全にそろうまで使用された。 == 構造 == 2004年シーズンにおいてチーム最高位となるコンストラクターズランキング2位を獲得した原動力、B・A・R 006を各方面から見直し、2005年レギュレーションに対応したマシンが「007」である。 重量配分を若干フロント側に寄せ(48:52 → 48.9:51.1)、ホイールベースは3,085mmまで短縮した。 ダウンフォースを削減するレギュレーションに対応して、フロントウイングの中央部分が大きく下げられ、スプーンのように丸まった形状になった。サイドポンツーン後方は小さく絞られている。 エンジンは2レースを1台でカバーするので、2004年よりも耐久性能の向上(800km → 1,400km)が求められたが、ホンダは性能は昨年並みで耐久力を2倍という高い目標を掲げた。 自社製のギヤボックスは変速時の駆動ロスを減らす「シームレスシフト」〔ホンダでの呼称はクイックシフト。〕を採用した〔。開幕戦オーストラリアGPから第12戦ドイツGPまでは第1世代型であるQS1が、第13戦ハンガリーGP以降は第2世代型であるQS2が使用された〔。QS1は2003年の終わりから開発をはじめ、4速から7速がシームレスシフトとなった。信頼性を考え、トルクが大きい1速から3速は通常シフトとなっている〔。QS2は全てシームレスシフトが可能となっている〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「B・A・R 007」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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